もはや神懸り的なプロップチーム「BIGSHOT」のガンファイトシーンを堪能したいがために、何度も繰り返して観た「KILLERS」。当然のことですが、リピート鑑賞に付き物なのが、本人の意思とは無関係に耳に残ってしまう本編オリジナルスコア。5本のオムニバスに4人のコンポーザー(ミュージシャンというべきか?)が書き下ろした曲たちは、それぞれが個性を放っているとは感じたものの、これらを一枚のアルバムとして聴いた場合、果たしてどうなんだろうか?…いや、そんなサントラ出るわけないか…、あれ?出てたの?しかも6年も前に?
川井憲次の、それまで自己最長記録であったケルベロスのタイムを3分もオーバーしたという、演奏時間16分30秒の「50WOMAN SHOT」には、聴き応えよりまず呆れ返る方が優先するのですが、記念すべき東映Vシネマ第1号作品「クライムハンター 怒りの銃弾」にて、オートマグがジャムったせいで敢え無く爆死したハント・ケーシ(当時:ハント敬士)が「KILLERS」で手掛けた「CANDY」は、無意識に脳内で反芻してしまう一曲です。80年代グラビア系イメージビデオのBGMっぽくて、聴いてるとちょっぴり気恥ずかしくなるのですが
予期せず検索に引っかかった今回のサントラ、実は公開時の劇場と東宝ミュージック・オフィシャルサイトのみでの販売だったのですよ。どうりで店頭で見かけなかったわけだ しかし6年経っても、まだ在庫が捌けてないなんて・・・。東宝ミュージックに、ちょっとだけ貢献してしまったなあ