荒鬼の人生ブローバック

好きに生きるって素晴らしい・・・ですね

映画

自転車で映画②

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        第9地区



人の感性は千差万別。巷では好評であるこの作品、正直私はダメだった。もし、本作の根底には人種差別等の社会風刺的なテーマが流れていると言われたら、尚更頭を悩ませてしまう。決して悲愴感あるビジュアルを期待していたわけではないけれど、虐げられる者=弱者の図式が明確ではなく、感情移入出来なかった。冷静に考えれば、人間よりエイリアンの方が、武力は圧倒的に上なのだから。彼らが人間に半ば強制的に保護、収容されていたのは、発見時に衰弱していたからであって、その後回復しても現状に甘んじているのが、どうにも不可解だ。バトルシーンを強調するだけの道具にしか思えず、昆虫型にしたのもそのせいだろ、と訝ってしまう。侵略が目的で飛来したのではないにしろ、彼らの科学力は地球人も重々理解しているのだから、ブレーンとして人間社会に招き入れられるヤツがいたりしても面白かったんじゃなかろうか。折角高知能エイリアンを配しているのに、勿体無い限りだ。80年代だっただろうか、カスールをスクリーンで見られる!という理由だけで観に行った『エイリアン・ネイション』。当時でさえエイリアンのキャラクター性はしっかり確立されていたし、気持ちの良い意匠ではなかったけど、知的生命体であることは誰もが一目で理解出来たはず。また弱点を持たせることで、「人間よりやや劣る存在」として描写されていた。「いつ反旗を翻すか判らない」、そんな恐怖感が欲しかった。

 

後半の展開は、とてつもなく強引に思えた。ちょっと居眠りしている間に、別の映画が始まっていた、みたいな感覚に陥ってしまうくらいだ。あのアーマード・コアはないでしょ、ホント…。それから、カプセルに入った意味不明の液体。あれは万能液なんだろうね、きっと。存在目的と作用と効能に、果てしなく悩んでしまうミラクルアイテムだけど、これは気にしない方が無難そうだ。この作品をブラックユーモアとして見るべきであったのなら、私の見方が最初から間違っていたことになる。あ、そうなのかな?何か合点がいかないなあ。







自転車で映画①

 

去年の秋頃だったでしょうか。自宅から徒歩でも行ける距離に複合商業施設が出来、その4階フロアにMOVIXが入りました。オープンの賑わいが一段落するまで待とうと思ってたのですが、今となっては逆に「この観客数で大丈夫なのか?」と、要らぬ心配をしてしまうほどチケット売り場は穏やかな空気を放っていたので、人ごみ嫌いの私には打って付けでした。毎木曜はメンズデーという、中々魅力的なサービスも用意されているやらで、今後も大いに活用させて頂く事にしましょう。








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『ゴールデンスランバー』

 

以前ここで原作本に触れたことがあるので、その文章を再読して頂けると有り難いのだが、映画を観終わった最初の感想は、「良く頑張ったなあ」というものだった。登場人物が多岐に渡り、加えて無数のプロットが交錯するので、失礼ながらきっと映画はグダグダになるのだろうと想像していた。要所要所を押えつつ、ストーリーに直接関連しない箇所は端折られ、退屈するシーンもほとんどなく、上手く纏められていたように思う。強いて言うなら、原作の台詞をダイレクトに流用した部分が多かったため、台詞のみが生かされたものの、その言葉が形容するシチュエーションは映像化されなかったという、若干の辻褄の合わなさを感じた。主人公が宅配ドライバーで、同僚が毎日同じ時刻に同じ道を通るのを知っていて、それを逃走に利用するというファクターは、原作の「習慣」という重要キーワードに直結するので、是非残して欲しかったものである。

 

あと、少々ネタバレになるかも知れないが、映画は原作の結びと同じように締められており、いわゆるハッピーエンドとなっているのだけれど、原作では前半部に、事件後の関係者それぞれを死亡や失踪とすることで、政府機関のきな臭い裏事情を描いていた。映画のみを御覧になられた方は、鑑賞数時間後、もしくは数日後に「何故主人公は犯罪者に仕立て上げられたんだっけ?」と思い起こすかも知れないが、もちろん劇中で真相は明かされることは無く、また肝心の原作においても、そこは「書くと非常に危険な部分」なので有耶無耶にされたままである。首相が暗殺された理由も、一切語られず終いだった。

 

原作を先に読んでから観た映画は、スティーヴン・キングの「ミザリー」(古っ!)、最近では奥田英朗の「サウスバウンド」ぐらいだが、巷で言われているように『伊坂幸太郎原作の映画は、どれも忠実に映像化されている』のは、この「ゴールデンスランバー」も例外ではないため、先にビジュアルに触れてしまった人が、後で活字を読んでもさほど映画の印象が変わることはないと思われるので、特にお薦めはしないでおく。タイトルにもなっている「ゴールデンスランバー」は、ご存知の方には説明不要であると思われるビートルズのナンバー。本曲が収録された「アビーロード」が昨年デジタル・リマスターで復刻されたそうだが、これはただの偶然なのか、それともアルバムリリースを待って制作に踏み切ったのか…関係性は中々興味深い。

 

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本作を『座頭市の延長上にある』と思って観ると、おそらく肩透かしを喰らいます。もちろん基本プロットを踏襲しているわけですし、主人公のディテールや時代背景は座頭市属性ではありますが、個々の持つ座頭市に対するイメージ如何によっては、許せない作品へと転がってしまうかも知れません。特にヒーロー性を期待していた方には、完全に食い足りない感は否めないでしょう。ただ、綾瀬はるかファンは絶対見逃してはいけない一作だと言えます。だから私は、昨年劇場で観ていたにもかかわらず、わざわざプレミアム・エディションを買ったわけで…<早くもここでオチか?ウインク

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瞽女(ごぜ)。日本語では何のことを指しているのかさっぱりですが、『a blind female strolling musician』と英訳された方がよく理解出来るから愉快です(英語訳が辞書に用意されているのには驚きましたけど)。盲目の女性旅芸人…とでも訳すのが適切でしょうか。つまり綾瀬はるかチャン演ずる市は、この放浪集団の一員だったのですが、諸々あって『離れ瞽女』となってしまいます。生まれた時から身体が不自由であることに始まり、身辺がどんどん悲惨な状況に陥って行くにもかかわらず、またズタボロの着物を纏い一切化粧をしていない(もちろん役柄相応のメイクはされてますが)にもかかわらず、ちっとも汚くない!ある意味、ここが最大の見所と言えるでしょうか?クラッカー

殺陣における最大の見せ場たる「十人斬り」ですが、本編ではハイスピードとノーマルスピードを組み合わせ、巧みなカット割りと合成でごまかした…ように見えたんですけど(VFXは曽利監督の十八番ですし)、メイキングではその一部始終をワンカットで捉えていて、正直驚きました。一瞬「ZIPANG」での、地獄極楽丸の橋上50人斬りを思い出してしまいましたね(北村龍平の「あ●み」200人斬りは正直タル過ぎます)。殺陣のみならず、三味線の弾き語りも吹き替えナシでこなしてしまうんですから、綾瀬はるかってホント出来る子ですね、若いのに。自ら下半身を引き千切るサイボーグ役も良かったラブですが、本作もまた紛れもなく彼女の代表作と言えるでしょう。



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パンフに掲載されていた加工画像は、白土三平の劇画ばりでかっこいいですOK



「おっぱいバレー」も観に行きてーよなあ。でもチケット窓口でタイトルを口にするのはさすがに恥ずかしいので、ネット予約を学習することにしますまる

バイオハザード ディジェネレーション


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塗装しないと先に進めないパーツがいくつかあったので、まとめて片付けようと思ったら、生憎の雨雨 たまに本腰を入れようとすると、このザマですわ落ち込み おまけに持病の腰痛まで出てきたので悲しい、結局昨日は寝っ転がって、テレビとフレンドリーなお付き合いをハート

買ったまま、観る時間もなく放置していたディジェネレーション。劇場では2週間程度しか上映されなかった(とゆーか、出来なかったんだと思う)アレです。基本的にオールCGてのは好きじゃないんですけど、ゲームソフトからバイオハザードに入った身としては、ジョボビッチの実写版は別作品だと認識してますんで、とりあえずゲームの世界観を踏襲してる本作の方が馴染める気がしました。と言っても、ストーリーは所詮ゲームの域を出ていないわけですけども、死滅した地球で生き残った人間が、他の生存者を求めて砂漠を縦断する…なんて展開にならなかっただけ良かったと思わなければ笑い しかしまあ、終始他人がプレイしてる映像を、横で見ているだけのような感覚には参りましたねぇw

ギララの逆襲


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タイミング良く、と言うか、腰痛で長時間座っていられない状況ンところに、2Gやんが掲示板にて、正に私の思いを代弁するかのようなコメントを書いてくれてるので、そちらにお任せします<一緒に入館して、鑑賞後にダベってたんだから、似たような感想になっても可笑しくはありませんわなぁウインク

とは言うものの、あっちはあくまで彼の感想であって、私個人としては「お金のかかったコント」「品田氏のギララと寒河江氏のアストロボートだけは素晴らしかった」「劇場の周りに喫茶店を増やせ!怒何故熱帯夜の空の下、蚊に食われながら缶コーヒーを2本も飲まなきゃならんのだ!怒」くらいしか印象に残ってません。ギララが好きな方は是非観て下さい。私はそうでもなかったので、それなりでした。あ、あとパンフは凝ってたけど、800円も出すんなら、昔のギララのDVDを中古で買った方が良かった、と思いました。
腰が限界なので、これにておしまいすいません

2G氏の「ギララの逆襲」に関する感想

ハキダメにクソ劇場.5


クイック&アンデッド-未来世紀ニューウエスト-


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シャロン・ストーンがウエスタンに初挑戦!なんて話題は、ついこないだのような気がしていたが、既に13年も前なのね…。恐るべきスピードで時は流れ、『クイック&デッド』もすっかり懐かしの作品として、記憶の中にファイルされているわけだが、今回は引き合いに出す必要も全くなくて、単にタイトルから失笑を誘う材料に過ぎないことを、最初にお断りしておこう。

まあ今更「クイック&デッド」を捩ったタイトルをつけて、一体どれだけのセールスポイントに繋がるんだろうと、馬鹿馬鹿しいというより腹立たしさにも似た感情が沸いて来たのだけれど、なんとコレが原題だったんだから、そりゃシャロンの皺も増えるってモンだ汗。これで監督がサム・ライミなら、シャレが効いててサイコーなんだけどねぇ。じゃあそれなりにパクった効果が現れてるのかというと・・・メンドくせーなあタバコ

ストーリーを掻い摘んで話すと、化学兵器の実験によって荒廃してしまった某国の某所で、アンデッド、いわゆるゾンビが大量発生(ちゅーか死人が蘇生)して、僅かに生き残った人間を襲う旧態依然とした設定を基本に、賞金稼ぎと自称する連中がゾンビを狩りながら換金ポイントを目指す。賞金は切り取ったゾンビの「指の数」で査定されるってことで、当然そこには醜い争奪戦が展開すると(ギヤマンの鐘を取ったり取られたりする、伊上脚本をちっとは見習えよ!怒)。一匹狼のガンマン風情の男と、反目するバウンティー・ハンターグループとの騙し合い等はマカロニ・ウエスタンのそれだが、ロケの大半が辺境地であること、画面の作り込みが稚拙過ぎることなどにより、デッド・スペースが気になってしょうがない。日本の80年代インディーズ・ムービー並のクオリティ、と言ったら怒られるか?誰に?いや、だからインディーズの監督さんに!ウインク

そもそもだ。ゾンビの指が換金可能なら、何も他人の収穫を奪い取る必要はないわけで(その辺にゴロゴロ死んでるし)、きっとそこにはグループのボスのプライドと嫉妬(メンバーに女性が一人いて、どうも昔は主人公と良い仲だったっぽい。それを連想させる台詞が後半に出てくるが、明確な説明は一切ナシ)が渦巻いていて、その指導者らしからぬ女々しい感情が、よりスケール感をこじんまりさせてしまったのだろう。人類がほぼ全滅という事態において、色恋沙汰にムキなっている連中は可笑しかろうドクロ。と言うより、そこは描かなくていいんじゃないの?とにかく生き延びることを優先しなさいよ、皆の衆!ドクロ
それに賞金稼ぎたちが集結するポイントは全員が知ってるわけだし、最終的にそこでエンディングを迎えることも労せず読めるわけ。当然そこにもゾンビがうじゃうじゃとひしめき合ってるんだから、どうせ悪いヤツが真っ先にヤラれちゃうんだろなあ。あ、ほらヤラれた!みたいなドクロ、どこまでもストレートしか投げられない脚本家にツッ込んでる自分にも、ほとほと愛想が尽きそうだけど・・・・・ドクロ

え?見ドコロっスか?ないよ、そんなのロケット。無理矢理挙げるとすれば、主人公が冒頭で何やらアンプルらしきものを自分に注射してたんだけど、どうもそれが「ゾンビの血」らしくて、噛まれた時にアンデッド化しないために常々免疫力をつけていたらしい。理屈としては破綻してるけど、発想はちょっと面白い。鬼太郎はそれで大海獣になっちゃったけどね笑い

原題:THE QUICK AND THE UNDEAD
製作年:2006年(アメリカ)
上映時間:78分
ジャンル:ホラー/西部劇/アクション

うんちうんちうんちうんち

ハキダメにクソ劇場.4

プテラノドン


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自分の中にも当然ランキングの定義みたいなのがあって、例えば「知っているスタッフorキャストが一人もいない」とか「どう高く見積もっても制作費は数千万円だ」とか「爆発、炎上、発砲シーンの総てがCG」とか「脚本家、出て来い!」とかは、C級…いやD級扱いにしてもいいと思っている。「地獄の七人」がB級なら「宇宙の七人」はかろうじてC級で「七人のくの一」は超D級、みたいな(例えが古いうえ、分かり難くて申し訳ない。ちゅーか、最後のは映画と呼べないだろ困った)。

この「プテラノドン」もD級の代表格、いや、かろうじてC級にランク付けすべきか。監督のマーク・L・レスター(マーク・レスターじゃないよ)は、何処かで見覚えのある名前だと思ったら、「クラスオブ1999」やシュワちゃんの「コマンドー」を演出した人だった。ちょっぴり期待しつつ、エンディング・テロップまで頑張ってみたが、奇跡は起きなかった。トホホ…落ち込み

プロローグは「CG化された『恐竜怪鳥の伝説』」みたいだったけど、すぐさま大量発生したプテラノドンの大群を見せ付けるサービスの良さは…、いや待て!もしかしてCGに自信を持っての演出だったとしたら、飛んでるプテラノドンの数だけマイナス点をやらねばなるまいドクロ。それに自分が幼少の頃に恐竜図鑑で見たプテラノドンは、喉元がペリカンに似ていて、どちらかと言うと温和な生物みたいなイメージがあったのだけど、この作品に出てくるプテラノドンは完全に怪獣化しているうえ、小銃の弾如きではビクともせず、中には対空ミサイルをもヒョイヒョイと避けてしまうロケット、俊敏さと知能を備えたヤツもいる。更には地面を歩いたりもする、スーパーモンスターなのだ!!ダンス ラドンが平成版で凶暴な容姿にアレンジされてしまったけど、見た目は丁度あんな感じかな~。

例によってストーリーを簡単に述べておこう。考古学研究生(プテラノドンの犠牲になるため用意された)・男女6人(内教師1名)と、テロリストの首謀者を追っていた米軍特殊部隊が、樹海でたまたま遭遇。ブートキャンプのオヤジみたいな黒人隊長率いる特殊部隊とテロリスト集団の銃撃の最中、獰猛な肉食怪鳥の群れが出現。三つ巴の激戦の末、何故か学生のひとりがプテラノドンに殺されず、さらわれる。それがきっかけで軍人と学生が一致団結、断崖にあるプテラノドンの巣へと救出に向う。とまあこんなところ。改めて語るのもはばかれるのだけどうんち

ただ、「特殊部隊は確保したテロリストのボスを連行中」、「プテラノドン迎撃時に無線を積んだジープを破壊してしまったので、本部とは連絡が取れない」等の足かせを設けることによって、スリリングな展開に持ち込もうとしている努力は買っても良いと思う。しかし主人公の潔さのない言動が、全てを台無しに怒り。古代怪鳥を目の当たりにして、是非とも捕獲したいと言い出す、バカ教師(既に犠牲者・男子生徒1名困った)。特殊部隊の攻撃を制す、ダメ教師(犠牲者・男女各1名困った)。で、3人目の犠牲者が出た時点で、

プテラノドンは皆殺しじゃ!
 

といきなり前言撤回する、大天才教師汗汗汗。おまけに、それまで彼に同調していた男子学生を叱り飛ばす始末。突然、お前は研究と人命のどっちが大事なんだー!!みたいなこと言われても・・・ねぇ。はっきり言って、もっと小マシな教師だったら、犠牲者が一人出た時点で山を降りてると思うんですけどぉ。現実社会にも、こういう判断ミスで生徒を死なせてしまう教師がいるから、ある意味リアルとも言えるんだけどね。

ラストは全滅したプテラノドンの巣の奥深くに無数の卵があって、と言うお決まりのパターンではあるが、そこには人類にとって第2の恐怖が待っていた!観たら必ずコケます。もしこれで続編を作るつもりなら、制作費を全額私に寄付してくれ!もう少しまともな脚本書いてあげますし力こぶ

原題:PTERODACTYL
製作年:2005年(アメリカ)
上映時間:107分

うんちうんちうんち

ハキダメにクソ劇場.3

女子高生チェーンソー


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まあ私なんぞは幸せだ。ウンコ映画を正直にウンコと言えるのだから。その点、コピーを考えたり人を寄せ付けるデザインを練ったりする方々は大変だ。ウンコに飾り付けをしたり消臭したりして、ウンコとして見えないようにしなければいけないのだから。心中お察し申し上げたい。とは言うものの、花束でカムフラージュされたウンコを踏まされた時は、やっぱ腹立つなあ怒り

このクソ劇場コーナーをカテゴリーとして立ち上げた真意は以前述べたように、故意に騙されてみようと言う気持ちがあったからなのだけど、今回は不可抗力で肥溜めにダイブさせられた感じだ。ソフト会社の人の勝ち、私は脳細胞の90%以上がウンコにまみれてしまった困った

時期的に見て、おそらく「テキサス・チェーンソー」リリースの前後に世に放たれた作品だと思うが、ズバリ肝心のチェーンソーは僅か数カットしか登場しない。あれ?女子高生チョリーソーだったか?と、観終わってもう一度タイトルを確認したくらいである(ウソつけ!)。シシカバブは出てくるが、チョリソーはさすがに映っていなかったな…。パッケージにある、女子高生とチェーンソーの取り合わせも全くのデタラメ。つーか、どこにそんなシーンが出てくるんだよ!うんち

ストーリーを簡単に説明すると、男子校でのダンスパーティーへ向う途中の女子高生グループ(このパーティーは学校公認のもので、女教師と専属の運転手も同行する)が、バスのトラブルによって田舎道で立ち往生、通り掛かった地元住民と思しき自動車修理工の男と出会い、町外れのスクラップ工場へと牽引される。そこで女子高生たちを待ち受けていた恐怖とは・・・・。と、こう書くと、ありきたりのマンハントものだと錯覚してしまうが、ところがどっこい!そこからはウンコ度爆発の展開が待っていたのだドクロ

そもそもエンジントラブルと思われたバスの故障も、単なるガス欠であることは見ている側にも分かるので「も、もしかして、コイツは趣味の悪い低俗ギャグホラーでは!」と冒頭の10分ほどで気付いてしまう。オツムの弱いドライバー&レズビアン女教師、チャラチャラギャル子軍団に見るからに危ない修理工と、グダグダホラーの絵を描くには役者は十分すぎるほど揃っているわけ。プレス機でノシ烏賊にされたり、大量のエアーを腹に注入されて破裂したり、手足を引っ張られてゴム人形のようにされたり、次々とあの世へ旅立つギャル子たちに悲愴感はまるで無くて、とにかく有り得ないビジュアルを演出するための、格好の材料となっているだけ。あ、あほらしすぎる落ち込み

もし・・・もし万が一この作品を御覧になる方のために、敢えて結末は伏せておくが(観る人、いるかなぁ笑い)、思わず画面から作品世界へ乗り込んでって、監督&脚本家をビビビ!と平手打ちの刑に処したい!って、脚本も兼任してやがるぢゃねーか、コノ監督は!アウト

登場人物が限られているため、誰が犯人なのかはなんとなく見当もつきそうだが、もはや犯人が誰なのか?なんてのは、どうでもよくなってくるレベルに達してしまう。しかしまあ、これが「下手こいてこうなりました」のではなく、「最初から狙ったんだヨ~ン」ってのがミエミエなので、却って許してしまうなあ。と言うか、そんな自分がイヤ!ロケット

適当な表現が見当たらないのだが、強いて形容するなら「トロマっぽい」、だろうか。ハチャメチャではあるけど、トロマほどグログロではない、でも何となく近い臭いがする、そんな作品だと思って下され!<ま、分かる人には分かるよねウインク

原題:SCREAM BLOODY MURDER
製作年:2003年(アメリカ)
上映時間:87分

うんちうんちうんち

ハキダメにクソ劇場.2


スタッグ


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「虫モノ」は結構好きだ。「虫」そのものも、子供の頃は好きだった。野山を駆け回って、木の皮を剥いだり根っこの周りの土を掘り返したりして、カブトムシやクワガタムシだのを素手で捕まえて、振り回して遊ぶ…。田舎育ちでない私にとっては、昆虫の存在そのものが貴重だったが、山村山麓で幼年期を過ごした方からすれば、何がそんなに珍しいのか?と嘲笑されるかも知れない。絶対数が極めて少なかったからこそ、カブトもクワガタもカミキリもレアな虫なのであって、それが幹に蹴りを入れるとドサドサ落ちてきたり、石を退かすとワラワラと沸いてきたりしたら、それはもう間違いなく嫌いになっていたはずである。

「スタッグ」は、子供の頃に観たらトラウマになる1本・・・というほど、衝撃的な内容ではないのでご安心を。タイトルのスタッグは日本語でクワガタムシを意味するのだけれど、実際に出てくるのは3本角のフンコロガシみたいなヤツ。本編でも「カブトムシ」と呼ばれていて、またしてもソフトメーカーにヤラれてしまった(タイトルロゴが、妙にカッコ良かったりするのよね~)。
お話は廃鉱ツアーに参加した人間たちが、地下深くのエメラルド鉱脈を守るために何十年も生息している無数の「虫ケラ軍団」に襲われてしまうというもの。昆虫パニック物と言えなくも無いけど、スケール的にはかなりショボい。聖域に足を踏み入れた人間を、次々に惨殺していくフンコロガシたち。後年自分が死ぬとしても、フンコロガシにだけは殺されたくないよなあ。と、ここまではB級ホラーにありがちなシチュエーションなのだが、人工でもなく、また何者かにコントロールされているわけでもないのに、律儀に50数年(パッケには数億年と書いてますけども???)もジッとしていたフンコロガシたちが、突如地面から這い出して人間を狙いだすという説得力の無い強引さには、ツっ込むことすら忘れて唖然としてしまった困った(虫はほぼCGだが、人と格闘するシーンは着ぐるみも使用。そこだけ「巨大生物の島」まんまで、微笑ましかったりするウインク)。

とにかく虫の数に対して襲われる人間の数が足りないせいか、インパクトもイマイチ。せめて、街のひとつでも襲撃して欲しかったなあと。ラストにはエイリアンクイーンみたいな女王フンコロガシが登場するが、大した強さを見せつけるでもなく、敢え無く爆死。フンコロガシ小隊を指揮していたのがコヤツだというのは分かったけど、何故鉱脈を死守していたのかは結局明かされなかった。最初から理由なんて考えてなかったんだろな、この映画を作った人たちは。

「ムシキング」で昆虫に興味を持ったお子さんがおられる方は、子供に見せてどんな反応をするか窺ってみる、という楽しみ方も出来るかも?本来の映画の楽しみ方からは完全に逸脱してるけど・・・あ、冒頭でいきなり腕がすっ飛ぶエゲツな~いシーンとかもあるのでダメかな。

原題:CAVED IN
製作年:2005年(アメリカ)
上映時間:98分

うんちうんちうんち

ムシ映画と言えば、コイツが激しく見たいんですけどラブ
甲虫格闘 MF ムシファイト WORLD GP 2005

ハキダメにクソ劇場.1


しかしまあ、世の中には掃いて捨てるほどの映画が存在する。人類が映画と呼ばれる映像商品を生み出してから、一体どれくらいの本数が・・・推測しても無駄なのでやめておこう。家族や友人同士で話題になる作品。大ヒットロングラン、セカンドラン、テレビでのくどいリピート、CMのヘビーローテーション等々。長い映画の歴史において、身近な人と話題を共有出来る作品は限られている。また、自分が好きだからという理由で他人に薦めたら、実際に薦めた人から「アレは良かったねー」なんてコメントが返ってくると、何となく嬉しいものだ。本来「薦める」(奨める・勧めるとも書く)とは、【~した方が良いからと言う】ことなのであるから、他人様にオススメする作品は、当然自身が感銘を受けた、スカッとした、元気が出た、泣けた等の良い印象が与えられたからに決まっているのである。ところが、「あの映画はダメだから観ない方がいいよ」と、教えてくれる人がいる。自分が不快に感じた作品を、他人が観てやはり同じ想いをしてしまうのを未然に防いでくれている、つまり親切心からの助言であるのだから、それはそれで有り難い。しかし、「ダメな作品を、わざわざダメと言って聞かせるなよ」とも思えてしまう。自分の鑑賞予定リストに入っている作品なら、尚更である。「何がどうダメなのか」が気になってしまうじゃないか!そう、ヒジョーに気になってしまうのだ。

前置きが長くなってしまったが、つまり『観る前から駄作の臭いがプンプンするにもかかわらず、宣伝だけは大作に迫る作品』『開始5分でスキップボタンを押してしまいそうになる作品』を観て、真っ向から騙されてみようという気になった。いや、どうせ騙されるなら、『B級にもランク付け出来ない作品』を選んだ方が、今後他人様に「アレはダメダメだから、マジで観ない方がいいよっ!」とアドバイス出来るではないか。悪趣味極まりないと思われるかも知れないが、元々駄作を愛する偏屈性を持っているので仕方ない。ダメっぽい作品がどこまでダメなのか、この目で確かめてみたいのである。但し、劇場に足を運ぶとなるとそれなりにまとまった時間が必要となるし、第一つまらなさそうだと思っている映画に金を出すほどの勇者でもないので、作品は市販、レンタル可能な映像ソフト、またはCS及びBSで放送された作品に限らせて頂く事を予めお断りしておく。



アクアノイド


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いきなりで申し訳ないが、これは文句ナシにウンコ映画だ。実際にはアチラのTV映画のようで、尺も70分とレギュラードラマのスペシャル並。予算が無かったのだろうか?…って、観てりゃ予算が無いのは、文字通り一目瞭然である。ストーリーは、80年代に海で人々を襲ったアクアノイドという未知なる生物が、20数年ぶりに戻ってきて、再び人間を狙うというお粗末なモノ。ホントにそれだけ。アクアノイドが姿を消した理由も、その間何をしていたかも説明は一切ナシ。最終的には、アクアノイドが子孫繁栄のため、人間の♀に子種を植えつけるのが目的だと分かるのだが、男も普通に襲われるので、基本的に殺戮を好む不思議生物なのだろう、と好意的に理解しておく。
人間の胎内から異形生物が生まれ出てくるというシチュエーションは、子供の頃読んだ日野日出志の漫画や、マニトウやら悪魔の赤ちゃんなどで昔から慣れっ子になっているので、新鮮味も感じなければショッキングさも希薄。つーか、期待する方がどうかしてますか?

全編、自主制作レベルの稚拙なCGが連続発射されるのだが、アクアノイドのスーツだけはちゃんと立体化されていて…、でもショッカー怪人「アマゾニア」の身体に、死ね死ね団の「ドクロマン」の頭を付けた感じで、とても21世紀のデザイン&造形とは思えない。予算削ってレインボー造型にでも依頼すれば良かったのに。うぅーん、これ以上コメントすることはナシ、ちゅーか、出来ねーよ!!!困った
オススメするとかしないとかの次元を遥かに超越した、ハキダメでもトップクラスの作品。こうしてキーを叩いている時間さえ無駄に感じてきた・・・落ち込み

アクアノイド出現により遊泳禁止となるビーチ。警告を無視して戯れる、二組のバカップルの会話が以下。もし脚本家が、自分の書いたシナリオに本気で自信を持ったうえで役者に喋らせたんだとしたら、コイツを日本まで呼び出して説教してやりたいぞドクロ

女A『ねえ、海を舞台にしたホラー映画借りまくってビデオ大会ってのはどう?』
女B『ジョーズとかリバイアサン』
男B『ピラニア、見てえ~』
女A『ザ・デプスとかテンタクルズとか』
女B『いやだ~。テンタクルズはクソみたいな映画だもん』
男A『なんてったってアリゲーター2。アレが最高傑作!』

あのー、今アンタたちが出演してる映画が、最もヘボい海洋ホラーだと思うんですけどー・・・。それぐらい気付けよ、ボケッ!!怒り

作品の評価はうんち5段階でランキングします。つまりうんちが多ければ多いほど、非オススメ度は高いってことです。

原題:AQUANOIDS
製作年:2003年(アメリカ)
上映時間:90分

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