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「最初と主旨が変わってきてますよね」

2G氏にそう言われ、はたと気が付いた。そもそも、某劇伴専門サイト掲示板の、一連の流用曲情報が、ヤンコ・ニロヴィックを追いかけるきっかけだったはず。それが今じゃ「ニロヴィック、気に入った」状態になっている。もはや流用云々はどうでも良くなって、一曲一曲をじっくり聴いてしまうモードに。有りがちだけど、後追いでアルバムを揃えようとすると、曲のダブりに泣かされる。でもいいんだ、好きになっちゃったし。

 

いやいや、ちょっと空威張りしてしまいましたが、最初にベストを買うと、後々酷く損した気分になりますよね。入手可能でありながら未入手なタイトルもあるのですが、ベスト盤の更にセレクト盤という構成なので、これはスルーして然るべきでしょう。7/10がダブりでは辛過ぎるので、誰か買って聴かせて下さい

 

ニロヴィックの本領はフレンチラウンジ。これがラウンジ系、ってヤツなのでしょうか。ただ、信じられないことにライブラリー・ミュージックというジャンルが存在するらしく(モンドより更に不可解)、そうするとニロヴィックさんはラウンジ系でライブラリー系の大御所、ってことになるんですかね?もう判んない

 

曲はバラエティー且つカラフル、だけど特にマニアックというわけではありません。「クセがあるようでない」のが、ニロヴィックの最大の特徴だと思ってます(何だかジムみたいだけど)。特に関心が無くても、聴けば幸せな気分になります♪ なんかそんな感じ。CMで使用(どのCMか思い出せれば苦労しないんだけど)されていた『Un Couple Dans La Ville』を始め、オシャレでポップでキュートな曲も多いので(知ってるカタカナ並べるなよ)、イージーリスニングと呼べなくもないかなあ。サンバやボサノバのリズムを取り入れたりして、差し詰めボーダーレス・ミュージックという感じも<ホント何なんでしょうね、この人

 

ここまで、何気に「現在も第一線の人」であるかのように書いてきましたが、彼は60年代後半から70年代にかけて活躍したコンポーザー/ピアニストらしいので、その魅力の多数はまだアナログ盤の世界に埋もれたままと見た方が良いのでしょう。いつの日か、総ての曲がデジタル化されることを祈ります。あ、明日リイシューで過去のアルバムが…。う~ん、どうすべきか

 

 

新たに流用曲発見!『秘密戦隊ゴレンジャー 61 桃色のKOパンチ! エンドボール勝負』にて、牛靴仮面が黒十字ハリケーンについての講釈を垂れるシーンで、「MEETING IN THE SQUARE」(PSYC' IMPRESSIONSに収録)が使用されています。ファンファーレの下りから、上手く映像に合わせた流用には、ちょっと笑っちまいました

 

 

 

 

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ニロヴィックの曲が1曲だけ収録されている、という理由からコレも買いました。やっぱし打ち留めは無理そうだなぁ・・・・・。