かなり不届きな発言ですが、毎年親しい人には「ネタを仕込む」ので、年賀状は年が明けてからになってしまうのですね~。とにかく、無事に迷惑賀状が届いたとのご連絡を頂いたので、やっとこさ一仕事終えられたという感じです。前回もちょいと触れましたように、本年度分のネタ造形は早い段階で断念したんですけど、受け取る側も、虎の水墨画をプリントした葉書を送られても嬉しくないだろうと思いましたし、自分だけ楽するのも悪いようなそうでないような気もしましたんで、出来る範囲で干支に引っ掛けてみたのですが…苦労した割に結果的にはイマイチだったので残念です

それがこれだ!

 



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中には「これって、何のメカでしたっけ?」という、有り難い言葉で窮地に陥れてくれた方もおられましたが、いやホント、確かに分かり難かったスね。だって、虎なのは名前だけですもんw こんな時でもなければ、恐らく組み立てられることなく、生涯を押入れの中で終えていたであろう、バンダイのデンジタイガー。初版は、今から丁度30年前の1980年。もちろん今回組んだのは再販品ですが、パーツをザッと見たところ、さほど金型がヘタってモールドがヌルくなってるという感じではなかったため、これは楽勝でしょ♪と思って手を着けたところ…私が甘かったです


 

このデンジタイガーはダイデンジンを格納して、しかもミニモデルながらダイデンジンは変形するという、意外にも凝ったキットでした。ミサイル発射機構も搭載していて、何ともプレイバリューの高いプラモです。ところが、デンジタイガーの格納ハッチが開閉する関係で、至るところに存在する軸受けが、無数のヒケを発生させてくれていたのです。 どれもが削り落とせるレベルではなく、泣く泣くもぐら叩きの要領で、埋めたりヤスったりを繰り返しましたが、おかげで年内にはサフ吹きが精一杯でした。パーツが反っていたり、2mm以上ズレていたりは当たり前。パチ組みでお茶を濁そうと思った戦法が、見事裏目に出たっちゅーわけですね。バンザ~イorz


 

さすがにノンビリ野郎の私も、年明け3日目を迎えた時点をリミットとしました。最終的には格納庫内部の塗装、及びダイデンジンの組み立ては諦めざるを得ないことに…。まあ主役はタイガーですから、不満を残しつつもヨシとします。ミサイルはセット状態では出目金みたいになるので、後ろ半分を切り飛ばして奥まった位置に据えました。代償として、発射機能は死にましたがw あ、機体後部のクレーンも組んでねーや

 

いくらナメていたとは言うものの、まさか30年前のキットを年越しで真剣に組むことになるとは、予想だにしませんでしたね。どうせデジカメで撮って、インクジェットで出力した粗い画像なんだから、適当でいいんじゃない?とも考えましたが、やっぱし自分が許せませんでした。ここんトコロが総ての工作における、私のノロさの理由なんですけどね。

 

デンジタイガーのプラモは、量販店なら600円そこそこで買えると思いますけど、その横に写ってる、ただ1カットの為だけに買ったちりめん萬福虎の飾り物は、2000円しました。なんだかなぁ・・・・

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