プテラノドン


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自分の中にも当然ランキングの定義みたいなのがあって、例えば「知っているスタッフorキャストが一人もいない」とか「どう高く見積もっても制作費は数千万円だ」とか「爆発、炎上、発砲シーンの総てがCG」とか「脚本家、出て来い!」とかは、C級…いやD級扱いにしてもいいと思っている。「地獄の七人」がB級なら「宇宙の七人」はかろうじてC級で「七人のくの一」は超D級、みたいな(例えが古いうえ、分かり難くて申し訳ない。ちゅーか、最後のは映画と呼べないだろ困った)。

この「プテラノドン」もD級の代表格、いや、かろうじてC級にランク付けすべきか。監督のマーク・L・レスター(マーク・レスターじゃないよ)は、何処かで見覚えのある名前だと思ったら、「クラスオブ1999」やシュワちゃんの「コマンドー」を演出した人だった。ちょっぴり期待しつつ、エンディング・テロップまで頑張ってみたが、奇跡は起きなかった。トホホ…落ち込み

プロローグは「CG化された『恐竜怪鳥の伝説』」みたいだったけど、すぐさま大量発生したプテラノドンの大群を見せ付けるサービスの良さは…、いや待て!もしかしてCGに自信を持っての演出だったとしたら、飛んでるプテラノドンの数だけマイナス点をやらねばなるまいドクロ。それに自分が幼少の頃に恐竜図鑑で見たプテラノドンは、喉元がペリカンに似ていて、どちらかと言うと温和な生物みたいなイメージがあったのだけど、この作品に出てくるプテラノドンは完全に怪獣化しているうえ、小銃の弾如きではビクともせず、中には対空ミサイルをもヒョイヒョイと避けてしまうロケット、俊敏さと知能を備えたヤツもいる。更には地面を歩いたりもする、スーパーモンスターなのだ!!ダンス ラドンが平成版で凶暴な容姿にアレンジされてしまったけど、見た目は丁度あんな感じかな~。

例によってストーリーを簡単に述べておこう。考古学研究生(プテラノドンの犠牲になるため用意された)・男女6人(内教師1名)と、テロリストの首謀者を追っていた米軍特殊部隊が、樹海でたまたま遭遇。ブートキャンプのオヤジみたいな黒人隊長率いる特殊部隊とテロリスト集団の銃撃の最中、獰猛な肉食怪鳥の群れが出現。三つ巴の激戦の末、何故か学生のひとりがプテラノドンに殺されず、さらわれる。それがきっかけで軍人と学生が一致団結、断崖にあるプテラノドンの巣へと救出に向う。とまあこんなところ。改めて語るのもはばかれるのだけどうんち

ただ、「特殊部隊は確保したテロリストのボスを連行中」、「プテラノドン迎撃時に無線を積んだジープを破壊してしまったので、本部とは連絡が取れない」等の足かせを設けることによって、スリリングな展開に持ち込もうとしている努力は買っても良いと思う。しかし主人公の潔さのない言動が、全てを台無しに怒り。古代怪鳥を目の当たりにして、是非とも捕獲したいと言い出す、バカ教師(既に犠牲者・男子生徒1名困った)。特殊部隊の攻撃を制す、ダメ教師(犠牲者・男女各1名困った)。で、3人目の犠牲者が出た時点で、

プテラノドンは皆殺しじゃ!
 

といきなり前言撤回する、大天才教師汗汗汗。おまけに、それまで彼に同調していた男子学生を叱り飛ばす始末。突然、お前は研究と人命のどっちが大事なんだー!!みたいなこと言われても・・・ねぇ。はっきり言って、もっと小マシな教師だったら、犠牲者が一人出た時点で山を降りてると思うんですけどぉ。現実社会にも、こういう判断ミスで生徒を死なせてしまう教師がいるから、ある意味リアルとも言えるんだけどね。

ラストは全滅したプテラノドンの巣の奥深くに無数の卵があって、と言うお決まりのパターンではあるが、そこには人類にとって第2の恐怖が待っていた!観たら必ずコケます。もしこれで続編を作るつもりなら、制作費を全額私に寄付してくれ!もう少しまともな脚本書いてあげますし力こぶ

原題:PTERODACTYL
製作年:2005年(アメリカ)
上映時間:107分

うんちうんちうんち