2013年06月
今回は下顎の接着、継ぎ目処理をしました。
こういう場合、エポパテで処理するのが手っ取り早く一般的なのですが、今回はヒートペンで接合部を溶着してみました。
作業後が↓
初の試みでしたが、感想としてはイマイチ(-д-;)。ソフビを溶かした時に真っ黒な煙が出るし、ビットにカスが付着するし、何よりコントロールがしづらいので、オススメは出来ません。ただ、ソフビ同士を溶かして一体化させているので、強度的には十分だと思います。パテのように、経年変化で剥離、といった心配もありませんし。この後、接着部分にのみサーフェーサー500を筆塗りして馴染ませています。
基本塗装終了後↓
前回と色味がほとんど変わっていないように見えますが( ̄ロ ̄lll)、凹部にVカラーの艶消しブラック、凸部に同じくVカラーのモンスターブルーを吹き付けてます。上唇にもピンクを挿しました。
まだ塗装第一段階なので、これから試行錯誤を繰り返して、もっと深みを出したいと思ってます。
使用キット:HGジェノアス・カスタム(1/144Scale:バンダイ)
これを完成品としてカウントするには、自分基準として反するわけですけども。 たまたま模型屋さんに行ったら、クレオスのGXナンバーの新色とMr.クリスタルカラーなるものに遭遇したと。すぐに試したくなって購入したけど、被験体となる完成品がないと。セール品のワゴン内に、480円で売られていたAGEプラモを見つけたと。その中から、一番組み立てが楽そうなヤツを選んで連れて帰ったと。3日で組み立てて、塗装して完成させたと。まあそういう流れなわけです。 元々、塗装用テストベッドに何か一体組んでおきたいと思ってました。基本私はアニメロボットプラモしか作らないので、感覚を掴むために、意匠はロボのそれでなければなりません。非人間体だと、どうにも貧困なイマジネーションが更に萎むというか。そんなわけで、「叩き売りしてたから買っただけ」であり、「箱の中のインストを読むまでは、素性を全く知らなかったロボット」であり、「ウルフのマークといえば、J9かシン・マツナガだろ!とかなんとか、怪しい念仏を呟きながら挑んだ」ジェノアス・カスタムですが、現行品のスタンダード的パーツ分割でもって、組み立てもスゴく楽チンでした。 今回は瞬着でサクサクと組んで、目立つ箇所のみ継ぎ目を消して、ブワーッと塗っただけなので、完全な素組です。全体にホワイトシルバーを吹いてから、ダイヤモンドシルバーとトパーズゴールドをオーバーコートしましたが、画像ではほとんど効果が出てませんね。分かってはいたのですが、パール系のクリスタルカラーは、下地が黒でないと威力を発揮しないようです。GXカラーは粒子が粗いようで、ギラギラしてて、ちょっと下品な感じがしました。このテイストを活かした使い方もあるんでしょうけど、このスケールのロボットには不向きなようです。
製作動機は、本当に困った時に援助してくれた方への、せめてもの感謝の気持ちから、です。もちろん私物ではありません。アチラが所有している同シリーズの中から、一番モチベーションが持続しそうなキンゴジをチョイスさせてもらいました。まぁ所謂、お節介モデリングってヤツですか。でも自分には、この程度しかお返し出来ることがないもので。
えらそうに、製作を願い出たは良いものの、ぶっちゃけハードルが高そうで、身体がくの字に曲がるぐらい腰が引けてますw 寝っ転がってても何も進展しないので、ひとまず浴槽に熱湯を張り、眼球パーツ以外をぶち込んで歪みを矯正→クレンザーでゴシゴシ洗浄。で、セオリー通りの作業のあと…約1ヶ月放置してました。てへぺろ (・ω<) 。
さすがに1/1ともなると、可塑剤が蒸発する量も多いのか、室内に漂う臭気がハンパない!これからは高温多湿の季節を迎えるので、梅雨が本気出してきたら、おそらく眠ることも儘ならないでしょう。そんなわけで、とっとと仕上げて先方へお返ししたく、ようやく本格始動することとなりました。いやいや、決して邪魔などとは思っておりませんからw
まずは口腔内塗装を終らさねば、先へは進めません。とりあえず、大急ぎで下顎から塗りました。Vカラーで下地を作って、基本塗装はラッカーという、いつものスタイルです。というか、私にはこれしか出来ませんw これから明度の調整とかに入るのですが、今回は半透明素材の歯のパーツは地を活かしたかったので、サフレスというか、無塗装で進めるつもりでしたけど、依頼者様が「塗って欲しい」と言われたので、週末にリテイクする予定です。ついでに上顎の塗装も済ませるつもりです。
メーカーサイトから拝借した画像。完成したらこんな感じになるんですね。
jibaku_o