荒鬼の人生ブローバック

好きに生きるって素晴らしい・・・ですね

2010年05月

ゲルググ

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ゲルググってブサイクだ。額が潰れてて、目つきが悪くて、豚っ鼻で、美しいと呼べるポイントが何処にも無い。どうしてこんなデザインが生まれたのだろう。コレで主人公のライバルの愛機だと言うんだから、最初は信じられなかった。でも、何故だかゲルググが好きだ。そう、どのMSよりも。こんなブサカッコイイMSを創造したガワラ先生は素晴らしい。でも、イェーガーやマリーネがイマイチ好きになれないのは何故なんだろ…。

自転車で映画②

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        第9地区



人の感性は千差万別。巷では好評であるこの作品、正直私はダメだった。もし、本作の根底には人種差別等の社会風刺的なテーマが流れていると言われたら、尚更頭を悩ませてしまう。決して悲愴感あるビジュアルを期待していたわけではないけれど、虐げられる者=弱者の図式が明確ではなく、感情移入出来なかった。冷静に考えれば、人間よりエイリアンの方が、武力は圧倒的に上なのだから。彼らが人間に半ば強制的に保護、収容されていたのは、発見時に衰弱していたからであって、その後回復しても現状に甘んじているのが、どうにも不可解だ。バトルシーンを強調するだけの道具にしか思えず、昆虫型にしたのもそのせいだろ、と訝ってしまう。侵略が目的で飛来したのではないにしろ、彼らの科学力は地球人も重々理解しているのだから、ブレーンとして人間社会に招き入れられるヤツがいたりしても面白かったんじゃなかろうか。折角高知能エイリアンを配しているのに、勿体無い限りだ。80年代だっただろうか、カスールをスクリーンで見られる!という理由だけで観に行った『エイリアン・ネイション』。当時でさえエイリアンのキャラクター性はしっかり確立されていたし、気持ちの良い意匠ではなかったけど、知的生命体であることは誰もが一目で理解出来たはず。また弱点を持たせることで、「人間よりやや劣る存在」として描写されていた。「いつ反旗を翻すか判らない」、そんな恐怖感が欲しかった。

 

後半の展開は、とてつもなく強引に思えた。ちょっと居眠りしている間に、別の映画が始まっていた、みたいな感覚に陥ってしまうくらいだ。あのアーマード・コアはないでしょ、ホント…。それから、カプセルに入った意味不明の液体。あれは万能液なんだろうね、きっと。存在目的と作用と効能に、果てしなく悩んでしまうミラクルアイテムだけど、これは気にしない方が無難そうだ。この作品をブラックユーモアとして見るべきであったのなら、私の見方が最初から間違っていたことになる。あ、そうなのかな?何か合点がいかないなあ。







幸せを下さい

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マズイ・・・。このままでは死んでしまう

Mondo Exotica

やはり今でも、ジャケ買いシンドロームは治まりません。プラス、「モンド」というキーワードには、無意識に反応するようです。

 

実際、「Mondo」というジャンルを良く把握出来ていません。とゆーか、「Mondo」は文章や言葉では説明出来ないのかも知れません。明確なカテゴリー分類が出来ない曲は、全部「Mondo」にしちゃえ!というのは些か乱暴ではありますが、『いかがわしいB級音楽のことだよ』とか言われても、納得出来るはずありませんし。で、関連音楽として並列されるのがラウンジ系。ラウンジ系…なんだよ、系って<これについてはまた後日
 

なので、ネットオークションでCDを放流する側だって、必ずしも「Mondo」を理解して出品タイトルを決定しているケースばかりではないと思われるので、どうか気をつけて頂きたいです。でないと、すぐに引っ掛かってしまう男がここにいるんですから。今回は避けられたけど、過去に致命傷を負わされたという記録を持ってますもので。

 

このアルバムが自分的に当たりかハズレかは別として、ジャケにデカデカとMondoの文字があるので、ここに収録されてる曲をモンドミュージックと認識しても差し支えはなかろう、と思いながら聴いてたんですけどね…あ、やっぱラウンジ系ぢゃねーか!みたいな。だから、系って何?



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少し寝過ごしたようです

今夏のWFは、一身上の都合により参加を辞退しました。同胞である2G氏、並びに「ぼくら自爆王」のディーラー参加を楽しみにして下さっていた奇特な方々には、この場を借りてお詫び申し上げます。

 

個人的な事情による不参加でありながら、パートナーである2Gさんには、多大な迷惑と心配をかけてしまったことを申し訳なく思っています。私の現状を察した上で決断を下してくれて、心底救われました。面と向っては言うのは照れ臭いので、どうか文章での謝罪でご勘弁下さい。また、参加を想定したフォロー案をいくつも提示して下さったマッハ先生にも、深く御礼申し上げます。

 

今更の釈明ですが、ここに至るまでには少々踏ん切りが必要でした。「出たいけど出れない」という想いが、ずっと胸の奥で燻っていたのは事実です。いつもなら「ちょっとくらい無理をすれば…」と、比較的楽天家であった私も、今回は「ちょっとくらいの無理では済みそうに無い」という、自信の無さに負けました。正直なところ、肉体面のみに限って言えば、無理をすれば何とかなっただろうと思います。ただ、精神的な疲労が造形意欲を完膚なきまでに削ぎ落としてくれ、粘土に触れることすら拒絶したのです。1年前、いえ、特例を除いては通年の行事として、当たり前のように4月下旬を目標に盛り削りを続けてきたあの感覚が、今年はとてつもなく煩わしく思えたのです。『造りたいモノがないのに、イベント参加のためだけに造るのはポリシー違反』というのは、自爆王の暗黙の取り決めでした。『楽しくない造形』これもまた然りです。『造りたいモノがあるのに、造る意欲が沸いて来ない』。これはもう最悪です。ああ、もうダメかも…。このままヘラを一生置いてしまうのかなあ。そんな精神状態に追い込んだ、己の環境を呪ったものです。シコシコとプラモデルを組み始めたのも、ある種の逃げだったのかも知れません。手を動かしておかないと、いざと言う時に鈍ってしまうから…自分の行為を何とか正当化しながら、もう粘土弄りなんてヤメちゃおう!と思っていた自分がいたのもこれまた事実。プラモデルは確かに楽しいです。まだまだ新しい発見があります。でも、それはそれ。プラモデルにはプラモデルの良さが、造形には造形の楽しさがあるわけで…。

 

参加マニュアルを熟読する前に不参加を決めたので、本申請の締め切りは大まかな日程でしか覚えていませんでした。4月末が近付くと、ネット上でもディーラー諸氏の慌しい動きが見て取れて、身勝手ながら淋しい気分になりました。何となく敗者になったような。現状でこのスケジュールは乗り切れなかったな…、そう自分に言い聞かせたり。そんな先日、ある方から本申請用の画像を見せられました。そこには「勢い」が渦巻いていました。テクニックとか造詣とか、そんなことより「造りたかったから造りました」オーラが溢れ出ていたのです。後頭部を殴られたような、正にそんな感じでした。それを見て「ふ~ん」と思わなかったのが、自分にとっては救いだったと言えましょうか。「こりゃあ負けてられんな!」。何かが、沸々と煮えたぎってきました。来年の夏まで1年以上あります。否、商品ベースの造形なんて、まだ寝ぼけ眼の私にはおこがまし過ぎます。これからじっくりパワーを蓄えます。もちろんプラモも並行して、地味に続けて行きます。この人には、自分が自分自身に敗北していたことを教えてもらいました。刺激を与えてくれたことに感謝します。ありがとう。





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The Essential

ジャン・ジャック・ペリーのかの名盤を、小川@ツキノワさんから拝聴させて頂き、感涙と同時に流用シーンが全く思い浮かばなくて、逆に悶々とした日々を送っていたところ、容易に入手出来るペリー&キングスレーのアルバムを発見。「Good Moog」にはとても及ばないものの、それでも聞き覚えのある曲がチラホラ。アナログ盤リリースは1970年だとか。ゲッ!もう40年も前なのね


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最近「人間は過去の記憶を捏造する」という話を聞いたため、映像と直接照らし合わせて確認出来ない以上、不用意に「あのシーンはこの曲だ」と断言することは憚られるわけですが、かと言って、仮に映像を入手出来たとしても、きっと別の出典不明曲と遭遇するはずなので、この作業はやはり無限ループなんだな~と思ってしまいます。作業、とか書いてしまいましたけど、趣味と呼ぶにはかなり屈折した見方聴き方なので、作業と言う形容がピッタリなのかと。

リハビリ…にはならんねw


家電量販店(の玩具売り場)に勤務する友人より、『販促用に展示したいから』という理由で製作依頼された1/144 RX-78 Ver.G30th(そこの店舗、プラモ完成品の中にガンダムが1体も無いのだそうな)。販促と言うには、リリースから随分経つキットということもあって、コチラも慌てて完成させることもないかとノンビリ構えていたのですが…。今日はビームライフルの継ぎ目消しだけとか、今日はサーベルのPライン消しだけとか、その間に体調を崩したりもして、チマチマやってたら結局4週間もかかってしまいました 

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同じ30周年記念モデルでも、メガサイズのような「ウリ」はどこにもなく(強いて言うなら、ガンダムハンマーが付属していることか…)、ましてや同スケールのHGUCより、明らかに組みにくいパーツ分割(間接の挟み込み等)に辟易。脹脛の一段窪んだディテールは、寒冷地用ジムでさえ、窪みを避けた分割となっているのに、本キットでは余りにも潔い縦割りとなっており、近年のガンプラスタンダードに慣れてしまって、古いプラモを切った貼ったする行為に愉しみを感じられなくなった自分には、それらの処理はかなりの苦行でありました。本来脛の辺りにも微小なブレードモールドが存在したのですが、継ぎ目処理が面倒なので、躊躇無く削り落としてやりました(メガサイズを組んだことがある方なら、どのモールドが欠落しているかお分かりのはず

また、噂には聞き及んでいたのですけど、最近のバンダイのプラはホントに「エナメルに弱い」です。腰のフロントアーマーは、スミ入れ後、有らぬ箇所でパキッ!と割れました こちらは修正、再塗装して事なきを得ましたが、ボディのブルーの部分(画像では見えませんけど)には、うっすらとクラックが入っています さすがにこちらは修正は不可でしたので、フラットベースを多めに混入したクリアを吹き倒して誤魔化しました 

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依頼者の意向により、グラデーション塗装を施しましたが、画像では全然判りませんね  現物は、ホワイトの下地のブルー(赤い部分はブラウン、青い部分はミッドナイトブルー、黄色い部分はオレンジを下地に)が強すぎたか?と思えましたけど、画像では確認できるほど派手な濃淡は付いていないので、ある意味成功ということにしておきますw


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バズーカは腰背面にマウント出来るのですが、パーツに接続すると塗装が一発でイッちゃうので、後は依頼主の手に委ねることにしました。あ、サーベル持ちの画像、取り忘れた…<因みにガンダムハンマーは組んでません


正直なところ、ガンダムという名のMSを組むのは、実に25年ぶりだったりします。25年も経つと視力もガタ落ちで、おまけに老眼も出てきちゃったりして、ガンダム顔を塗るのは、もうこのサイズが限界みたいです。とは言え、昔に比べるとマスキングの手間もほとんど要らないし、可動部は増えてるし、バンダイホビー事業部の技術革新を、遅まきながら体感しましたね。ガンプラを組まずしてガンプラを敬遠する方々には、暇があれば一度組んで頂きたいと思います。






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で、今回の報酬は「串カツ食べ放題」。正確には、次回は別の報酬があるって保障もなく…。まあ自分も好きでやってるので、タダ働きも辞さないと言いますか…。とりあえず、次のHGUCゲルググは好きなようにやらせてもらうので、展示ケースのド真ん中に飾れと言う条件は付けましたけどネ




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